最大128コアのAmpere Altra/Altra Maxプロセッサ(ARMv8.2+ベース)対応のフロントI/O、省スペース(奥行:449mm)2Uラックマウントサーバ。
CPUは Ampere Altra Maxシリーズ も選択できます。
最もグレードが高いCPUモデル M128-30 は、128コア 3.0GHz TDP 250W となります。
メモリは DDR4-3200 RDIMM対応 で最大 4TB まで搭載可能です。
対応OSは現時点では Linux のみとなっています。
以上
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HAクラスタ・NFSサーバでSTONITH機能の動作検証 (スプリットブレイン阻止)
POWER MASTER Server S4200には、3.5インチを4台と2.5インチを1台搭載でき、LANポートを4つとIPMI2.0準拠のマネージメントコントローラ用LANポートを1つ備えています。
S008 ラックマウント キットを使うと、1UスペースにPOWER MASTER Server S4200を2台搭載出来るので、HAクラスタ・NFSサーバを構築し、障害時の動作確認を行いました。
◎ 環境
ディスク構成
- 120GB SSD x1台 (CentOS6.5 x86_64をインストール。)
- 4TB HDD x4台 (ソフトウェアRAID5を構築。)
ネットワーク
- bond0 (eth0とeth1でbond0を設定。)
- eth2,eth3 (死活確認用。eth3はDRBD同期用も兼ねる。)
- IPMIポート (STONITH機能で利用。)
HAクラスタ用ソフトウェア
- DRBD8.4
- Pacemaker+Heartbeat (Pacemakerリポジトリパッケージ (RHEL6) (1.0.13-1.2))
ネットワーク構成図
想定した故障は、LANポート故障により2台のサーバ間で死活確認が出来なくなった場合で、その際、STONITH機能により実行されるスタンバイサーバ再起動の確認です。
構築したクラスタは、アクティブ/スタンバイ型のHAクラスタです。各サーバのeth2ポートとeth3ポートを利用して死活確認を行っています。
片方のサーバのeth2ポートとeth3ポート、server1のeth2ポートとserver2のeth3ポートなどいくつか組み合わせパターンが考えられますが、eth2ポートとeth3ポートが同時に正常に動作しなくなると、死活確認が出来なくなります。
死活確認が出来なくなっているだけで、アクティブサーバは停止しておらず、NFSサービスが継続して動作しています。
スタンバイサーバは、アクティブサーバが停止したと判断して、アクティブサーバへの昇格しようとします。もし、昇格するとサービスが二重起動するスプリットブレインが起きてしまいます。
スプリットブレインを防ぐために、STONITH機能によりアクティブサーバがスタンバイサーバを再起動させます。
以下は、pacemakerのCRM設定(一部)です。
~ primitive prmHelper1-1 stonith:external/stonith-helper ¥ params priority=”1″ stonith-timeout=”80s” hostlist=”server1″ dead_check_target=”IP addresses” run_standby_wait=”yes” standby_check_command=”/usr/sbin/crm_resource -r res_IPaddr2_1 -W | grep -q `hostname`” ¥ op start interval=”0s” timeout=”60s” ¥ op monitor interval=”10s” timeout=”60s” ¥ op stop interval=”0s” timeout=”60s” ¥ meta target-role=”started” primitive prmIpmi1-2 stonith:external/ipmi ¥ params priority=”2″ stonith-timeout=”60s” userid=”ユーザーID” passwd=”パスワード” ipaddr=”IP address” hostname=”server1″ interface=”lanplus” ¥ op start interval=”0s” timeout=”60s” on-fail=”restart” ¥ op monitor interval=”3600s” timeout=”60s” on-fail=”restart” ¥ op stop interval=”0s” timeout=”60s” on-fail=”ignore” ¥ meta target-role=”started” primitive prmMeatware1-3 stonith:meatware ¥ params priority=”3″ stonith-timeout=”600″ hostlist=”server1″ ¥ op start interval=”0s” timeout=”60s” ¥ op monitor interval=”3600s” timeout=”60s” ¥ op stop interval=”0s” timeout=”60s” ¥ meta target-role=”started” group grpStonith1 prmHelper1-1 prmIpmi1-2 prmMeatware1-3 location loc-grpStonith1 grpStonith1 ¥ rule $id=”loc-grpStonith1-rule” -inf: #uname eq server1 ~ |
簡単に設定した内容をまとめると、
- どちらのサーバがアクティブサーバであるか判定。(stonith:external/stonith-helperを利用。)
- アクティブサーバがスタンバイサーバを再起動させる。(stonith:external/ipmiを利用。)
- stonith:external/ipmiによりスタンバイサーバが再起動しない場合、サーバ管理者による再起動を求める。(stonith:meatwareを利用。)
となります。
◎ 動作確認
アクティブサーバのeth2ポートとeth3ポートからLANケーブルを抜き取っても、STONITH機能によりスタンバイサーバの再起動が確認出来ました。また、HAクラスタ・NFSサービスも継続して動作していることを確認出来ました。
なお、実際に障害が起きた場合、故障箇所の特定には、サーバの動作ログなどの確認が必要となります。
DELL PowerConnect 2800 シリーズ
以前からPLANEXやNETGEARなどを取扱いしてきましたが、気がつくとEOLで後継機種になっていることが多々ありました。
いまさらGigabit Switchなので、機能面の向上はあっても性能面の向上はそうそうないと思います。
やっぱり息の長いモデルが良いです。。。
そこで DELL PowerConnect 2800 シリーズ です。
息が長い!! そして安いです!!
Trunk、タグVLAN、Jumb Frameにも対応。この安さでL2スイッチ!!
前面にある小さなボタンを押すとManaged modeに変身してL2スイッチ化します。
設定や管理はブラウザからGUIです。CLI機能もありますが、おまけ程度のようです。
GUIは直感的に操作できます。