ProxmoxVEのユーザによるパスワード変更方法

Proxmox VEのユーザーによるパスワードを変更する方法をご紹介します。

手順

Proxmox VE Webインターフェースにログイン

Webブラウザを開き、ログインします。

レルムをProxmox VE authentication server に選択してください。

ユーザー設定にアクセス

ログイン後、右上のユーザー名をクリックし、「パスワード」を選択します。

パスワード変更画面を開く

新しいパスワードを設定

現在のパスワード、新しいパスワード、および新しいパスワードの確認を入力します。パスワードは所属する組織のポリシーに則り十分に強力であることを確認してください。

パスワードの変更を保存

「OK」ボタンをクリックして、パスワードの変更を保存します。

まとめ

ユーザーがパスワードを変更できることで管理者が全てのユーザーのパスワード変更を行う必要がなくなり、管理業務の負担が軽減されます。

ユーザーが自分のパスワードを変更できるようにするためには、管理者が適切な権限を設定する必要があります。またセキュリティの観点から組織でパスワードポリシーを策定し、ユーザーに徹底させることが重要です。パスワードの長さや複雑さを定めたパスワードポリシーを導入しましょう。

以上、ProxmoxVEのユーザによるパスワード変更方法をご紹介しました。

当社ではハードウェア販売時にProxmoxVEのインストールサービスを承っております。
またProxmoxVEのHCIの環境構築サービスも始めました。
是非お問い合わせください。

https://www.systemworks.co.jp/hci.php

ProxmoxVEのユーザーによる仮想マシンの起動・シャットダウン

概要

今回はProxmox VEのユーザーによる仮想マシンを起動・シャットダウンする方法について
ご紹介します。

検証環境

検証時のバージョン:Proxmox VE 8.2.4

手順

1.WEBブラウザで管理画面にログインします。

管理画面にアクセスするためのIPアドレス:ポート番号は環境に合わせて変更してください。

ユーザ名、パスワードを入力し、レルムをProxmox VE authentication server
選択してください。

2.左側のペインから管理したい仮想マシンを選択します。

仮想マシン VMID:190(vmTest1)を選択しました。

上部にある「開始」ボタンをクリックすると、仮想マシンが起動します。

しばらく待つと仮想マシンが起動します。仮想マシンのアイコンで起動しているのか、
シャットダウンしているのか確認できます。

仮想マシンのシャットダウン

起動中の仮想マシンを選択し、上部の「シャットダウン」ボタンをクリックします。

シャットダウンが完了するまで待ちます。これにより、仮想マシンが安全に停止します。

まとめ

Proxmox VEではユーザーがWeb操作で簡単に仮想マシンを起動・シャットダウンできます。
管理者は事前に各ユーザーや仮想マシンに対して権限設定することで、
セキュアで効率的な仮想環境を構築可能です。
ユーザーにとっては使いやすく、管理者にとっては安心の環境を実現できます。
以上、ProxmoxVEのユーザーによる仮想マシンの起動とシャットダウン方法のご紹介でした。



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VMware ESXiからProxmox Virtual Enviromentへの仮想マシン移行方法

背景

VMware ESXi無償版の提供が終了し、有償版も買い切りからサブスクリプションに
変更となりました。
VMwareの継続利用した場合、運用コストの増大が予想されます。
仮想環境の移行先として無償でも利用できるProxmoxをご検討の方も多いかと思います。

Proxmox VEにはLive importという機能があります。
この機能を使いWebUI操作でESXiから仮想マシンの移行が5分程度でできました。

検証環境

検証時のバージョン

Proxmox VE 8.2.2
VMware ESXi 7.0 Update3n

手順

1.Proxmox VEを開き、「ESXi」を選択します。(図1)


2.以下の情報を入力してストレージを作成します。(図2)
   ID:任意の名前
   サーバ:VMwareのIPアドレス
   ユーザ名:VMwareのユーザ名
   パスワード:入力したユーザー名のパスワード
   ノード:そのまま(変更なし)
   有効:そのまま(変更なし)
   Skip Certificate Verification:チェック


3.ProxmoxVEのWebUI上でESXiのストレージの仮想マシンが表示されます。(!!!)
  移行対象の仮想マシンのファイルを選択しインポートします。(図3)


4.デフォルトで情報が入力されているので、
  変更せずそのままインポートで問題ないです。(図4)


5.作成したVM IDを選択して「開始」ボタンを押すとOSが起動します。(図5)

以上で移行完了です。

まとめ

この様にVMware ESXiからProxmox VEに簡単に移行ができるような仕組みになっています。
ProxmoxVEをインストールすれば気軽に試せる点もよいポイントかと思います。
以上、VMware ESXiからProxmox Virtual Enviromentへの仮想マシン移行方法のご紹介でした。



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iWARP動作検証 つづき⑧

iWARP (Internet Wide-Area RDMA Protocol) は、TCP/IPネットワーク経由でRDMAを実装するネットワークプロトコルです。

前回の記事

Soft-iWARPに少しだけ触れてみようと思います。
わかりやすいドキュメントがありました。
RedHat EL 8_3.2. Soft-iWARP の設定

「標準のイーサネットアダプターを備えたシステムが、iWARP アダプター、または Soft-iWARP ドライバーを実行している別のシステム、または iWARP をサポートするハードウェアを備えたホストと相互運用できるようになります。」

一般的なイーサネットアダプターでiWARPをソフトウェアで構成する仕組みなのでしょう。
どんな動きをするか確認してみようと思います。

つづく

Grid Engineについて つづき②

Grid Engineとはクラスタコンピューティングにおけるジョブ管理システムを担うミドルウェアです。

前回の記事

Grid EngineでGPUリソース管理をやってみようと思います。
NVMLを使わないので シンプルに登録したリソースを使っているか?使っていないか?だけの管理になります。

まずGrid Engineがインストールされ動作している状態から設定を追加します。

2ノード構成とします。
・node01 → GPU1枚
・node02 → GPU1枚

リソース属性を追加します。

# qconf -mc
#name               shortcut   type      relop requestable consumable default  urgency 
#--------------------------------------------------------------------------------------
gpu                 gpu        INT       <=    YES         YES        0        0    

次に各ノードの環境設定に追加します。

# qconf -me node01
complex_values        gpu=1   

# qconf -me node02
complex_values        gpu=1   

これで各ノードのGPU 1枚だけをGrid Engine上で管理できるはずです。
この設定でqsubしてみます。
投入スクリプトでリソース指定します。

#$ -l gpu=1

qsubするとジョブ実行されました。

qstatは以下で見れます。

# qstat -F gpu

以上