iWARP動作検証 つづき④

iWARP (Internet Wide-Area RDMA Protocol) は、TCP/IPネットワーク経由でRDMAを実装するネットワークプロトコルです。

前回の記事

Rocky Linux 9.2でIntel NIC iWARPテストしました。E810チップのNICです。
E810-XXVDA2

OSは普通にインストールします。
次にNIC関連のドライバインストールです。
ice バージョン → 1.11.14
irdma バージョン → 1.11.58
問題なくmakeもできてインストール終わりました。

ここからはRDMAドライバ irdma の設定についてです。
irdmaインストールすると以下ファイルができます。

# cat /etc/modprobe.d/irdma.conf 
blacklist i40iw
alias i40iw irdma

この設定内容ではDualポートなら両ポートともにiWARPになっています。
ここに以下を追加するとろ両ポートともにRoCEになります。

options irdma roce_ena=1

ポート指定することもできる。
以下のようにするとポート0がRocEになります。

options irdma roce_port_cfg=1

iWAPとRoCEを混在することができます。
以下のコマンドで状態確認ができます。

# ibv_devinfo 
hca_id:	irdma0
	transport:			iWARP (1)

hca_id:	irdma1
	transport:			InfiniBand (0)

transport iWARP は iWARPです。
transport Infiniband は RoCEです。

つづく