当社のサーバ/ワークステーション製品の多くで、IPMI2.0準拠のマネージメントコントローラを利用出来ます。
マネージメントコントローラはOSとは独立に動作し、CPU温度、ファン回転数の監視したり、リモートでサーバの電源制御などができ、専用LANポート(もしくは、共用LANポート)を介して利用します。
専用LANポートには、サーバ背面のI/Oシールドに”監視”と表記されたシールが貼っています。(ただし、シールを貼ることが出来ない製品には貼っておりません。)
マネージメントコントローラを利用するには、動的もしくは静的にIPアドレスを割り当てて利用します。また、各種IPMIソフトウェアに対応していますので、ソフトウェア(※1)をインストールすれば、ターミナルからも利用出来ます。
◎ ターミナルで状態を確認
# ipmitool sdr list
|
◎ イベントをsyslogへ出力
ipmievdを用いるとipmiのイベント出力をsyslogにも出力することが出来ます。
# service ipmievd start |
テストイベントを発生させ、syslogへの出力を確認します。
# ipmitool event 1 Sending SAMPLE event: Temperature – Upper Critical – Going High 0 | Pre-Init Time-stamp | Temperature #0x30 | Upper Criti # tail /var/log/messages |
※1 CentOS6.5でのツールのインストールを例として紹介します。
A OpenIPMIとOpenIPMI-toolsをインストールします。
# yum install OpenIPMI OpenIPMI-tools |
B ipmiを起動させます。
# service ipmi start Starting ipmi drivers: [ OK ] |
C ipmiの起動を確認します。
# service ipmi status ipmi_msghandler module in kernel. ipmi_si module in kernel. ipmi_devintf module loaded. /dev/ipmi0 exists. |
D ipmievdを起動させます。
# service ipmievd start Starting ipmievd: [ OK ] |
E ipmievdの動作を確認します。
# service ipmievd status ipmievd (pid 2753) を実行中… |
F ipmiとipmievdをOS起動時に開始するように設定します。
# chkconfig | grep ipmi ipmi 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off ipmievd 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off # chkconfig ipmi on |